Events & Seminars

Walkmeの魅力を伝えるために色々なイベントを開催しております。是非ご参加ください。

WalkMeユーザー6社が集結、各社の活用事例とノウハウを公開

WalkMeでは、ユーザー企業様が定期的にノウハウや情報交換をおこなうためのユーザー会を開催しています。今回は、WalkMeの定着・活用支援を担うビルダーのお立場の方に集まっていただきました。6社の企業が活用事例を発表し、参加者からは「他社の活用事例が参考になった」と好評で、懇親会でも交流も活発におこなわれました。

6社17名の方にご参加いただきました!

ご参加いただいた企業にご紹介いただいた活用事例の一部をご紹介します。


NECネッツエスアイ株式会社

加藤真裕様 齊藤大蔵様 笠間雄樹様

通信、放送設備のインフラを担うNECネッツエスアイでは、2019年にSalesforceを導入し、約1000名の営業メンバーの活用レベルの平準化を目的にWalkMeを適用しました。本格稼働の後も、Salesforceの新機能のリリースやバージョンアップへの対応のため、ビルダーが日々改修を行っています。実装しているWalkMeの機能は基本的なもので、取引・商談・活動などの各項目に実装するSmartTips(スマートティップス)、初心者や営業活動の入力のガイダンスのためのSmart Walk-Thrus(ウォークスルー)、メンテナンスや新機能のリリースを告知するShoutOuts(シャウトアウト)など。

事例紹介のデモでは、新たな取引を開始する際の「新規商談」と「新規物件」の連携、商談フェーズが進んだ場合での競合情報などの必要入力を促す仕組み、上司に相談したい場合のChatterとの連携など、日々の営業活動から蓄積されたデータを、しっかりと活用していくために随所に組み込まれた工夫が紹介されました。

目的は、Salesforceを営業支援システム(SFA)として定着させること。「ユーザーにWalkMeを意識させずSalesforceに溶け込むように感じさせています」と加藤さんは言います。


ソフトバンク株式会社

丹羽亜純様 増馬勇様

ソフトバンクでは、法人の携帯端末契約者向け管理サイト「法人コンシェルサイト」にWalkMeを導入しました。

法人契約の提供サービスは複雑になるため、お客様からの問い合わせも多く、コンタクトセンターの業務の削減と効率化が目的でした。ログイン時でのパスワードの忘れや、ログイン後のメニューでの誤った操作の際には、SmartTips、Launcherなどでガイドを表示することで、サイトの離脱率の低下にむけて取り組んでいます。

もうひとつの目的が、「お客様の声の見える化」でした。コンシェルサイトへのお客様評価を直接伺う機会がないことから、Surveyによって週次でお客様の声を分析し、社外の不特定多数のユーザーの声をから、半年の間に早いスピードで構築と改善を積み重ねています。事例紹介では、お客様の要望からの改修したポイント、ネガティブなコメントも公開。「お客様の声はひとつも無駄にできません」と発表者の丹羽さんは語ります。今後は、Smart Walk-Thruのスキルをアップしてさらなる向上を目指しています。


外資系大手金融グループのA社では、社内の基幹システムのSAPと連携した、Concur、Ariba、Fieldglass、SucessFactorsにWalkMeを導入してます。またこれ以外にも、Archer、SN法務審査・管理への適用も今後計画しています。派遣社員管理のFieldglassのユーザー数は2500名、それ以外のユーザー数は5500。これら数多くのクラウドツールが存在するため、社員の活用の定着が課題でした。それぞれのツールのわかりにくさを解消し「マニュアルのない世界を目指す」(齋藤さん)ことが目的でした。それぞれ社内に2名〜4名のビルダーを置き、メンテナンスの頻度は1〜2ヶ月に1度です。

購買調達ツールのAribaにおける事例では、各部署からのソーシング申請の改修例をデモで紹介。

Smart Walk-Thrusを用いることで、操作に迷いがちな導線を自動に誘導させることや、フリー記述欄でのテンプレートによる申請内容理解を効率化しました。さらに、不備が出やすい登録情報に対して、正しい入力ルールを表示するなどの機能をSmart Tipsで実現しています。こうした入力支援によって、各部門の調達の申請の効率は改善し、申請受付工数の削減、不備申請の削減が実現できました。

また人事部門が管理する派遣社員の出退勤管理システムのFieldglassでは 誤入力しやすい操作画面にLauncherによって注意文言を表示、Smart Walk-Thrusによる操作ガイドによって、管理者への問い合わせや不備申請、マニュアル閲覧工数を大幅に削減しました。

開催10分前には皆さんお集まりいただき、着席に!

開催10分前には皆さんお集まりいただき、着席に!

株式会社JTBビジネストラベルソリューションズ

森慎太郎様 荻田健夫様

JTBビジネストラベルソリューションズは、出張時の申請、チケット手配から精算までを一括管理する「J’sNAVI NEO」にWalkMeを適用しています。J’sNAVI NEOのユーザー数は80,000名のうち、WalkMe利用ユーザー数は5,000名。

企業の海外出張の精算業務は、複雑な旅費規定などのルールが伴い、社員の業務の中でも負荷が高いものです。今回の事例発表では、出張時の立替精算業務のシステムを使いやすくするための入力支援の仕組みが紹介されました。

たとえば複数都市にまたがる海外出張の場合、日当が複雑となり、基礎日当、宿泊加算、海外加算などの細かい規定を確認する必要があります。そのためSmart Walk-Thrusによって、日当の入力を支援する仕組みを実装。ガイドを適用することで誤った日当申請を防ぎ、上長の承認時のチェック工数や差戻件数が削減されるなど、出張申請から承認までの業務効率が大幅に改善されました。一方、「ルールが複雑なため、シナリオの数やWalk Thruのステップが膨大になってしまう」という課題もあるといいます。今後ActionBotなどの有効利用に取り組んでいく予定で、WalkMeの協力もさらに期待したいと、発表者の森さんは語りました。


一般財団法人ヤマハ音楽振興会
森若卓也様 目取真裕希様 正木秀明様 山田義貴様 中村百子様

幼児から大人までの音楽レッスンを提供するヤマハ音楽振興会は、十数年ぶりの教室管理システムの刷新を行ったものの、前システムとのギャップへの戸惑いが生じていました。会場の数は約3,000、ユーザー4,000名という大規模なビジネスのシステムを少人数で回す必要がありました。マニュアルは制作したものの分厚くなってしまい導入初期に運用困難に直面。上司からは“この後やっていけるの?”と言われ、解決のためにWalkMeが導入されました。

現在、2名のビルダーによって、月に一度の本体画面へのメンテナンスや、毎週のチャットボット更新をおこなっています。主な実装内容としては、4つの機能を実装しました。

ユーザが操作しながら手順を確認する事で、ユーザの負担を軽減ためのSmart Walk-Thrus、ユーザが疑問に思った箇所を、自身で確認する機会を提供するSmart Tips、操作時に、注意事項の確認機会を提供するLauncher、月1回、月初めにお知らせを表示するなど、ユーザへ新機能等の確認機会を提供するShout Outsです。Shout Outsの画面は時期、季節性を考慮したイラストなどユーザーの親しみを増すように配慮しています。

またActionBotによるFAQチャットボットの提供によって、ヘルプデスクへ問い合わせの前に、自己解決の方法をユーザーへ提供しました。さらにFAQの使用状況を分析することで、ユーザーが現在困っている事象を把握することもできました。

「連日、研修、移行、導入後の問合せも、少数精鋭でやってます!WalkMeは、もう一人のサポートメンバーです」とメンバーの中村百子さん。今後はFAQチャットボットをさらに進化させ、他のWalkMeの機能とも連携させたいというのがチームの願いです。


グローバルヘルスケア企業のB社では関連会社と共に、SalesforceとWalkMeシステムによる「SIRIUSプロジェクト」を進めています。Salesforceを医療機関向けのSFAやカスタマーサービスとして活用する上で、操作の定着/利便性向上を図ることが目的です。2020年の12月に稼働、現在のユーザ数は1,090名で、ビルダーは利用範囲毎に担当で5名。

医療機関へのアポイントメントや商談管理をおこなうために、「画面項目の入力規則、例をスマートツールチップで案内」「検索型項目の検索ワードの自動セットによる検索機能の向上」「スマートウォークスルーによる自動化で入力負荷の軽減」「エラーチェック・入力チェックの実装」などの機能を実装し、システム利用のアシストと問合せの軽減しています。

活用方法に関する具体的な質問など、懇親会も盛り上がりました!

活用方法に関する具体的な質問など、懇親会も盛り上がりました!

以上の6社の発表が行なわれたユーザー会ですが、参加者の事後アンケートでは、ほぼ全員が「満足」「他の人にも勧めたい」という結果でした。多くの方から「他社の具体的な事例を聞くことで参考になった」という声をいただきました。事例発表会の後の懇親会でも、みなさん積極的に交流し、情報交換がおこなわれていました。今回はおもにビルダーの方が対象でしたが、今後もさらに枠を広げて継続的に開催していく予定です。