まず、”対象のシステムの条件”についてお話ししましょう。対象のシステムの条件は、スニペット又はブラウザの拡張機能が必要であることから、
”Webブラウザ上で動くシステム”
が条件となります。 (※ここではWalkMe for Webについて言及しています。)
「”Webブラウザ上で動くシステム”ならなんでも良いのか?」と言う疑問があるかもしれません。原則Yesです。
具体的には、以下のようなシステムが対象となります。
- SaaSのシステム:SalesforceやConcurに代表されるクラウドサービス
- スクラッチのWebサイト:自社ホームページやECサイト
- 社内ユースのWebサイト:社内イントラ上のWebサイト など
Webブラウザで利用できるシステムであればなんでも対象となりえます。
(※例外的にWalkMeが稼働できないWebサイトやシステムもありえますので、事前の稼働確認や実績を確認しご提案・ご契約いただきます。)
ここで、さらにこんな疑問を持たれた方がいらっしゃるかもしれませんね。
- 「イントラ上のWebサイト”でも動かせるの?」
- 「イントラのサーバーに何か設定が必要なのかしら?」
- 「WalkMeからイントラのサーバーに通信しないといけないのでは?」
ご心配いりません。動かすために必要なことの、”スニペット又は拡張機能”さえあれば、動かすことができます。
インフラ的な観点で考えると、以下がWalkMeのシステム構成になります。
矢印が通信を表していますが、ご覧いただける通り、対象システムとWalkMeの間での通信の矢印はありません。
WalkMeと対象システムとの間のシステム間連携は不要です。
”対象システム側の設定は不要”
”ブラウザとWalkMeとの通信ができれば成立”
であることが、ご理解いただけましたでしょうか。
(※ご要件により連携が必要なケースもございます。ご自身のシステムが対象になるかどうかご相談されたい方はお問合せフォームからご相談下さい。)
今回は、「WalkMeはどんなシステムで利用できるのか?」と題し、利用できるシステムの種類や条件についてお話ししました。
WalkMeの動作概要について理解いただけたと思いますので、次回はコンテンツの作成に焦点をあて、WalkMe管理者のツール”WalkMe Editor”についてお話しします。
■セールスエンジニアによるデジタルアダプション実装解説シリーズ■
第二回:WalkMeはどんなシステムで利用できるのか?(本記事)
デジタルツールの利用状況調査
レポート2023
デジタルアダプションの鍵は「ユーザー定着化」にあります。デジタル庁が掲げる「誰一人取り残さないデジタル化」には、何が必要なのか。真のデジタル変革を加速する上で必要な要件について解説します。